奈良国立博物館
奈良県奈良市登大路50番
建築界の巨匠、吉村順三設計の国立博物館。
鹿のいる博物館。
近くに山もあって、建物は視界を遮らないよう低く抑えられている。
心遣いがさすがである。
ピロティーのあるエントランス。
奇抜さはないが、しっかりとしたプロポーション。
鹿が入ってこないように、建物の周りには池がある。
池の水が増えてきたら、余分な水はここから流れる。
さすが吉村さんの建築といった感じで、
周囲になじんでいて、しっかりとした建物だった。
吉村さんが生きていたら、今の技術、素材でどんな建物をつくるのかと
見てみたかった。
ちょうど行ったときの展示が仏像展。
当時の日本の仏像技術の高さはさすがで、今見てもすごみを感じる。
今、このように時間をかけてすごい作品をつくっているひとがいるのだろうか?